同人誌はどこで売ってる?どこで買える?買う方法3選。メリット、デメリットも解説
同人誌を売っている場所は主に同人誌即売会、専門のリアル店舗、電子書籍サイトです。
ただオタクコンテンツはひっそりと隠れていることもありますし、何よりオタクに関することは気軽に周囲に聞きづらいですよね。
本記事では同人誌を買える場所とそれぞれのメリット・デメリットも解説しています。
同人誌はどこで売ってる?どこで買える?
同人誌は主に下記3つの場所で売っています。
それぞれメリット・デメリットがありますので、うまく使い分けてオタライフを楽しみましょう!
同人誌即売会で買う(リアルorオンライン)
同人誌即売会は、一番ポピュラーな同人誌の入手方法です。
同人誌即売会(どうじんしそくばいかい)とは、同人誌を配布・頒布・販売する集会である。単に「イベント」とも呼ばれる。
日本で行われる同人誌即売会は、漫画・アニメ・ゲーム関連の同人誌を頒布するものが圧倒的に多く、以下の記述もそのような即売会についてのものである。また、その中でも様々な分野における同人誌即売会が存在し、書籍に限らずソフトウェア、音楽CD、グッズのような立体物なども配布・販売される。規模は数百人~20万人まで様々。
引用元:ウィキペディア
同人誌即売会にも色々あり、下記のようにジャンルが細分化されて開催されています。
- オールジャンル:男性向け、女性向け、一次創作、二次創作など全て
- オンリージャンル:一次創作のみ、ジャンル限定、作品限定、カップリング限定など
近年、同人誌即売会はリアルだけでなく、オンライン上でも開催されています。
2019年に発生した新型コロナ感染症では多くの同人誌即売会が延期・中止になりましたが、これをきっかけにオンラインの同人誌即売会やWebオンリーイベントも開催されるようになりました。
主な同人誌即売会は下記の通り。
同人誌即売会 (リアル) | ・コミックマーケット ・コミックシティ ・コミティア(一次創作のみ) ・こみっくトレジャー ・〇〇オンリー |
---|---|
同人誌即売会 (オンライン) | ・PICREA(ピクリエ) ・pictSQUARE |
同人誌即売会で一番有名で規模が大きいのは、東京のビッグサイトで開催されるコミケ(コミックマーケット)。
「夏コミ」や「冬コミ」なんて聞いたことがあれば、それがコミケです。
コミケの経済効果は100億円超えとも言われているんですよ!
過去には演歌歌手の小林幸子さんやタレントの叶姉妹さんがサークル参加して話題になったことも!
同人誌即売会で買うメリット
コミケなどの同人誌即売会で買うメリットは以下の通り。
- リアルイベントでしか感じられない熱気がある
- 憧れのサークルさんと話せる機会(場合によってはスケブも)
- 新たなサークルとの出会いがある
- 企業ブースの出店も見れる
- コスプレも楽しめる
- イベント後にオタ友とアフターに行ける
やはりリアルの場だからこそ味わえること、感じられることが最大のメリットですね!
イベント会場のあの熱気に包まれた活気のある感じや、同士(オタク)しかいないという謎の安心感や仲間意識のようなもの。
コスプレイヤーさんたちは気合が入っていて圧巻ですし、憧れの作家さんご本人に会えてドキドキしてしまったり。場合によってはスケブを描いて貰えることもあり、生絵に超興奮します!
このように、リアルイベントだからこそ味わえるものがたくさんあります!
またコロナ禍以降はオンラインで開催されることも増えました。
リアルとはまた違った楽しみがオンライン即売会にありますよ♪
同人誌即売会で買うデメリット
逆に同人誌即売会で買うデメリットは以下の通り。
- イベントによっては待ち時間が長く熱中症や寒さ対策を十分にする必要がある
- 入場料がかかる
- 買った物を持ち帰るのが重くて大変
- 人によっては直接買うことが恥ずかしいこともある
- 地方住まいだとイベントをやっていない&少ない
- 地方住まいだと遠征費や宿泊費がかかる
特にコミケですが、開場前から長蛇の列になっているため夏は熱中症で倒れる方もいらっしゃいます。冬は寒さ対策が欠かせません。もともと健康や体力に不安がある方には少し厳しいです。
イベント会場に入場するためには入場料が必要な即売会がほとんどです。
価格はイベントやチケットの種類によりますが、コミケの場合は500円~5,000円です。
早く入場しなければ売り切れてしまう同人誌も多いため、必然的に入場料は高くなりがちです。
そして地方住まいだとそもそも同人誌即売会が地元で開催されず、行きたくても行けないことも。
東京や大阪など人が多い都市に遠征するしかなく、交通費や場合によっては宿泊費もかかってしまうため金銭的負担が大きいです。
地方住まいの方はオンラインの同人誌即売会や、後述する同人誌を扱っている店で買うか、通販を活用しましょう!
私は地方住まいなので、同人誌は主に通販か電子書籍です!
同人誌を扱っているリアル店舗で買う
同人誌やオタク向けの商品を扱っているお店が存在します。
基本的には中古品ですが、人気サークルは新刊を委託販売していることもあります。
店名 | 取り扱い商品 | 取り扱い ジャンル | 通販 |
---|---|---|---|
アニメイト | 新刊商業誌・新刊同人誌・DVD・CD・ゲーム・アニメグッズ | ・男性向け ・女性向け | 〇 |
まんだらけ | 新刊商業誌・新刊同人誌・中古商業誌・中古同人誌・DVD・CD・アニメグッズ・コスプレ衣装 | ・男性向け ・女性向け | 〇 |
とらのあな | 新刊商業誌・新刊同人誌・DVD・CD | ・男性向け ・女性向け | 〇 |
メロンブックス | 新刊商業誌・新刊同人誌・DVD・フィギュア | ・男性向け | 〇 |
K-BOOKS | 新刊商業誌・新刊同人誌・中古商業誌・中古同人誌・DVD・CD・中古アニメグッズ・コスプレ衣装 | ・男性向け ・女性向け | 〇 |
駿河屋 | 新刊商業誌・中古商業誌・中古同人誌・DVD・CD・中古アニメグッズ・家電・ゲームなど | ・男性向け ・女性向け | 〇 |
この中だとやはりアニメイトが地方でも行きやすいですが、ここで紹介した店全てが通販も行っているので実店舗がなくても買えるのはありがたいですね。
駿河屋は発送が遅いのでご注意ください
同人誌ショップを利用するメリット
- 地方にも店舗があるためイベントに比べると比較的身近
- 中古品の取り扱いもあるため、旧作も入手できることがある
- もう読まなくなった同人誌があれば売ることもできる
- 同人誌以外のグッズも買える(売れる)
店舗によっては地方だとないこともありますが、アニメイトのように近隣県にならあることもありイベントに比べると地方民も比較的利用しやすいです。
同人誌ショップでは中古品が買えるため、新しくハマったジャンルやサークルさんの旧作を手に入れられるのが大きなメリットです!
もう読まなくなった同人誌を買い取りに出せるのもありがたいですね。
同人誌は間違ってもそのままゴミに出さないでくださいね!
シュレッダーで刻んで内容を分からなくして処分するか、同人誌を扱っている店に買い取って貰うようにしましょう!
同人誌ショップを利用するデメリット
- 新刊の数が少ない
- 新刊はイベントで買うよりも価格が高いことがある
- 中古品の価格が吊り上がって高いことがある
- 送料がかかる
- 地域によっては店舗がない
- 人によっては店舗で買うハードルを感じる
同人誌ショップでは新刊も扱っていますが、基本的には中古がメインです。新刊はサークルさんが店舗へ委託しなければ取り扱われないためです。
委託するとサークル側は店舗へ手数料を支払う必要があるため、よほどの人気サークルでない限り委託販売しません。価格もイベント時より高くなることが一般的です。
中古品に至っては、頒布されていた時より高い価格で売られていることがあります。
人気ジャンルだったり、人気サークルの同人誌にその傾向が見られます。
イベントにも行けないし店舗も住んでいる地域にない…という方は通販を活用しましょう!
通販・電子書籍で買う
同人誌は欲しいけど「イベントに行くのはお金がかかる」、「店舗で買うのも恥ずかしい」という方には通販や電子書籍での購入がおすすめです。
店名 | 通販 | 電子書籍 | リアル店舗 |
---|---|---|---|
アニメイト | 〇 | ほとんどない | 〇 |
まんだらけ | 〇 | ほとんどない | 〇 |
とらのあな | 〇 | ある | 〇 |
メロンブックス ※男性向け | 〇 | ある | 〇 |
K-BOOKS | 〇 | ない | 〇 |
駿河屋 | 〇 | ない | 〇 |
BOOTH | 〇 | ある | × |
FANZA同人 ※18歳未満は× ※どちらかといえば男性におすすめ | 〇 FANZA通販 | ある | × |
DLsite ※女性にもおすすめ | × | ある | × |
kindle Unlimited | 〇 | ※二次創作はない | ある× |
実店舗を持たない所も含めるとこれだけあるので、活用しないのは損!
同人誌を電子書籍で読めるサイトまとめではより詳しく解説しています。
私は同人誌の電子書籍を読む時は、女性向け作品が充実しているDLsiteを利用しています
DLsiteがどんなサイトかはこちらで説明、DLsiteで買えるおすすめの同人誌はこちらで紹介しています。
SNSの広告でよく見かけるエロ同人誌を扱っているのもDLsiteですよ。
通販・電子書籍で買うメリット
通販・電子書籍で同人誌を買うメリットは以下の通り。
通販のメリット
- 日本国内であればどこにいても買える
- 大人向けの同人誌でも人目を避けてこっそり買える
- 一次創作も二次創作も扱っている
電子書籍のメリット
- 購入前にレビューを確認したり、サンプルで確認できる
- ダウンロードしてすぐ読める
- 大人向けの同人誌でも人目を避けてこっそり買える
- 電子書籍でしか販売していない作家さんの作品も買える
やはりどこに住んでいても利用できる点と、人目を気にせずに買える点が最大の魅力ですよね!
通販だと届くまで日数がかかりますが、電子書籍であれば購入してすぐ読める最大の利点が。
私はDLsiteで同人誌をダウンロードして読んでいます
通販・電子書籍で買うデメリット
通販・電子書籍で同人誌を買うデメリットは以下の通り。
通販のデメリット
- イベントで買うよりも価格が高いことがある
- 中古品の価格が吊り上がって高いことがある
- サンプルの確認ができないことが多い
- 送料がかかる
- 届くまで時間がかかるためすぐ読めない
電子書籍のデメリット
- 紙で残しておけない
- 二次創作は少なく、一次創作がほとんど
通販だと手数料や送料の関係で本代が高くなることと、届くまで日数がかかるのですぐ読めない欠点があります(手数料などがかかるとはいっても、イベントに遠征する交通費よりは安いと思いますが…)。
電子書籍の場合は紙の本として手元に残して置けないのが少し味気なく感じるかも。
電子書籍に慣れるとあんまり感じなくなりますが、大好きな本ほどやっぱり紙で手元に置いておきたいですよね。
また、電子書籍は二次創作はほとんどありません。
二次創作の同人誌はそもそも著作権的にはアウトで、権利者のお目こぼしを頂いているからできている文化です。
同人誌も販売ではなく頒布という言い方をするのも、お金を取るのも売り上げのためではなく印刷代を回収する名目なわけです。
そのため印刷代がかからない電子書籍というスタイルは、二次創作においては今後も広がることはないと思われます。
電子書籍は一次創作を楽しむものと思いましょう。
【まとめ】それぞれをうまく使い分けて楽しい同人誌ライフを
同人誌は下記3つの方法で買うことができます。
それぞれ一長一短ありますし、一つの方法でしか買ってはいけない訳ではないので自分にあった方法で同人誌を買ってみてくださいね!
私自身は体力があった学生時代は同人誌即売会+同人誌ショップがメインでした。今は主に通販・電子書籍で同人誌を楽しんでいます。
私が主に利用している同人誌を電子書籍で読めるサイトはDLsiteです。
SNS広告で見かけた同人誌が気になったのがきっかけでDLsiteに登録し、それからずっと愛用しています
DLsiteは女性向けが充実していて、女性向けフロアがあるので男性向けやBLが苦手な方も使いやすいですよ。
地雷除け設定もできるので、苦手なジャンルは画像をオフにできます。
DLsiteで読めるおすすめは下記のまとめ記事で紹介していますので、参考にしてください。